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整形外科と形成外科の違いは?①

美容整形は「整形」という言葉がつくので、整形外科がやるものだと思いがちですが、実は「形成外科」が美容整形の本来的な専門家なのです。しかし現実は、形成外科医としての経験を積んでいない医師でも、美容整形を行うことができます。ですから、形成外科の経験がある医師に美容整形手術をしてもらった方がよいのです。では形成外科とはどんな治療をするのかというと、病気や事故などによって、私たちの体に生じたケガなどの異常、変形、欠損、あるいは病気や事故とは直接関係ない「見た目に対する悩みや不安」に対して、あらゆる手法や技術を駆使して、元の機能を取り戻し、さらに見た目にもより正常に、より美しくする治療を行うところです。

つまり事故やケガ、さらには見た目に対するコンプレックスや悩みを抱えた患者さんのために、その悩みを解決できるように、いろいろな治療をしてくれるのが形成外科医で、交通事故などによる顔面骨折、火事などによるやけど、あざ、腫瘍、先天異常、乳がん手術後の乳房再建などから美容整形まで幅広く治療を行う医師も多いです。このように患者さんの希望に合わせて見た目の再建をする手術を行った経験のある医師が形成外科医なのです。ですから肌にメスを入れて、私たちの見た目を根本的に手術で治してもらうときには、形成外科医が一番なのです。

最近の美容整形の傾向は、メスを使わない治療メニューが増えて、美容皮膚科と同じような、レーザーや光治療によるシミ、そばかす、くすみ、毛穴開き、たるみの治療などが増えていることです。痛くない、やり直しができる、というハードルの低さで、いきなりメスを使う手術を受けるよりも、メスを使わない痛みの少ない治療を受けてみようと思う人が多いようです。年齢とともに肌の真皮にあるコラーゲンやエラスチンなどが老化すると、肌の土台がゆるみ、下垂するために、額、目尻、目の下、頬、口元、あごなどが下がって、頬の下のホウレイ線、目の下に「ゴルゴ13」みたいに目立つようになる「ゴルゴライン」などが気になるようになります。